■気韻生動
(Vibrational Alignment)
 生命現象には様々な側面がありますが、自己を維持、増殖、外界と隔離する活動を恒常的に行うものの総称で、この特質の有無によって物質と生物を形の上で区別されます。この地球系において、バクテリアからヒトにいたるまで、数百万種の生物はその生命の原理を地球と宇宙に依拠しながら相互に複雑な協働関係で結ばれる生物圏を形成しています。生命を包含する生物群は生態系の全体へ有機的かつ組織的に関係付けられ、さらに存在のすべてが帰属する地球へ統合されています。生命は単に物質性だけでなく、霊性としての側面も併せ持つために、要素還元的な視点だけでなくエネルギー還元的な視点で捉える必要があります。東洋哲学では、生き物は物質的な要素を自己組織化しながら、存在を生かす動的原理である"気"を宿す霊性を併せ持つと説明します。生物の個体はDNAに特徴づけられる遺伝情報と、霊的な進化の過程で継承される恒久原子の情報を元に形態の構築と維持、そして恒常的な代謝と変容を繰り返し、個体の生命活動は、外部との物質的かつ霊的な交流によってなされます。物質的な側面における生命体は水、タンパク質、脂質、炭水化物、核酸を主要な構成成分とし、物質的なエネルギー交換はタンパク質からなる酵素を中心とする代謝の働きと、核酸からなる遺伝子による遺伝の働きによって肉体的なパーソナリティを組織化します。また、霊的側面における生命体としては空間の動的原理である”気”や星座や惑星などより高次領域の異なった質料をエネルギー体の主要な成分とした多重構造の心身を形成しています。これら高次の霊的側面を併せ持つとき、物質は初めて生命体の装いとなり、自己維持、増殖、外界と隔離する活動を恒常的に行うようになります。物質的に外界と隔離された個体に恒常性を与える霊的な働きとエネルギー交換は、物質的なDNAを基軸に発展的に拡張された高次の霊的遺伝子、チャクラやナディ、経絡や経脈、エネルギーラインやエネルギー体、それらを支えるブループリントによって行われ、霊的な側面からパーソナリティを組織化します。物質と霊を併せ持った多重構造を本質とするエネルギー的な心身をもつ私たちは、物理的プロセスとしての化学変化と、霊的プロセスとしてのエネルギー変化を自己のエネルギーフィールド内で機能させています。私たちは自らの体の状態を一定に維持し、あるいは発展させ、不用な物質を外に捨て、環境と相互交流しながら活動しているエネルギー恒常性を有する霊的状態が生命活動であり、巨視的には量子凝集体であるということができます。

■エネルギーフィールド
 生命活動の営みは全体として有機的にふるまう量子の凝集体として、物質的な無数の化学反応と霊的なエネルギー反応の総和であり、これらの反応がおこる場を提供しているのが水やタンパク質とそれらの場であるエネルギーフィールドです。タンパク質は複数のアミノ酸が数十から数百個結合したもので、一部は化学反応を触媒する酵素として働き、またあるものは生物の構造を支える骨格として働くなど自己組織化する目的で、多様な働きをしています。空間のエネルギーフィールドは、生命を生かす動的原理を内包しながら、個々に情報を与え、生体内の物質自体を調整し、あらゆるエネルギー変化の根幹をなします。私たちの内的秩序を保つために必要な外界からの防衛機能は、物質的には細胞が行い、エネルギー的にはエーテル体が行います。外界と境界を設けることは生命体の存在と自己組織化の維持のために重要なプロセスであり、それらを包括した個性的な表現はコーザル体と高位メンタル体が司ります。生命体として複数のエネルギー体を重複しながら自己組織化する私たちは、呼吸やチャクラなどで外部から取り入れられたエネルギーを内部で変換させながら環境にエントロピーを排出することで、その補償により自己の低エントロピーを保ちます。多種多様なエネルギーの取捨変換と保存は、自己組織化するエネルギーフィールドの内側にオーラという型で表現されて、無機質な物質に有機的な生命感を与えるようになります。

■生命と質感
 私たちが現実社会でとりおこなう双方向のコミュニケーションは、ノンバーバルコミュニケーションのウエイトが85%〜95%と言われており、バーバルコミュニケーションの意味する内容は、5%〜15%程度です。相手から受け取る印象や感じ方、雰囲気は非言語的であり、無意識に生じているエネルギー交流です。相手のパーソナリティや精神的な状態の違いは、受けとる側の印象の違いになり、これらは非言語的コミュニケーションの過程で、無意識層で生じます。生物は生命の気配をエネルギーフィールドの中に包み込み、見る者は生命としての質やエネルギーの違いを無意識に感じ取っています。私たちが自然の中を歩くとき、意識的に受け取るもの以上に、無意識的に多くの恩恵を受け取っており、無意識層へのポジティブな影響が一定量を超えると心地よさや快活さを覚えます。それは優れた芸術作品にも見ることができます。生き生きとした生命感や生命の迫力を作品のエネルギーフィールド上に雰囲気として重ね合わせることに成功しているものもあります。中国六朝時代、人物画の名手謝赫が、『古画品録』の中で画の六法の第一に「気韻生動」を挙げています。気韻とは神韻・神気・生気・荘気などとも言い換えられることもあり、気韻を帯びた作品の調和の取れた生命感と迫力は見る側を深く感動させます。名画といわれるものからは、自然本来の気配をも映しこんでいるものがあり、見る者にリアリティや深い感動を与えます。作品のリアリティは構図や色彩など技巧的な完成度の高さだけでなく、生命の質感を生じる気の要素も作品が本質に迫るために必要な要素です。

 作品自体のパーソナリティはエネルギーフィールドに織り込まれた波と情報によって表現されます。作品に生命の原理が流れている場合、生命としての生き生きとしたエネルギーとその雰囲気が周囲へ放射され、エネルギーフィールドに生命原理である気の流れを生じます。気の流れは作品や対象物が放つ有機的な生命感であり、見る者は自己の生命の韻律との同調によって生命の質感を感じ取り、そして作品に対してリアリティを覚えます。対象物が放つ生命の韻律と、見る者との動的なエネルギー交流は、非言語のコミュニケーションであり、無意識に行われます。仏像制作を担当する仏師の作りだす仏像は、生命原理としての開眼法要を経てはじめて御仏の雰囲気が表出し、私たちは仏像から生命的なエネルギーを感じるようになります。鉱物などのエネルギー性素材については、固有のエネルギー放射を保ちながらも、生命を重ね合わせることでエネルギーフィールドの中に生命の雰囲気を併せ持つようになります。情報記録媒体に記録された映像やCGなどの情報によって作り出される世界も、生命の気を帯びることで作風にリアリティを帯びるようになります。パフォーマンスキャプチャーの技術の進化によって俳優の演技をCG化する映画が製作されるようになり、作品がモデルの形状やパーソナリティ、そして動きを精密に描きだすようになりました。しかし、コンピュータグラフィックスにより技巧を凝らした表現や構図、色彩の描写力が高まったものの、生き生きとしたエネルギーの躍動や生命の質感を放つものは部分的であり、人工的な雰囲気を拭い去ることができません。機器によって捕捉できるものは生命の物質的側面であり、より次元の高い生命の気韻まで捕捉するに至っていません。情報や物質からなる人工的な被創造物に対して開眼法要をおこなうことによって、ちょうど魂が物質に重なり合うように、「気韻生動」が生じ、作品にエネルギーとしての雰囲気や生気が生き生きと表現されます。それは無意識でやりとりされる非言語コミュニケーションの領域を有効に利用することになります。次元を超えて重なり合う生命の構造を、情報とエネルギーの観点で忠実に再現することで、作品を本質に迫らせることができます。

■内容
・気韻生動

■目的
・魂入れ
・気韻生動の調律
・動的原理の重ね合わせ
・生命原理の映し込み
・作品の完成度向上
・作品の表現性の向上
・各階層構造の完全化
・質感の向上
・生命力の向上

■料金
(初回:Level1)E-mail/Skype可。
4,400,000円

(2回目:Level2以降)E-mail/Skype可。
4,200,000円

■伝授
Level 1・・・ベーシック(BASIC)
Level 2・・・アドバンス(ADVANCE)
Level 3・・・スーペリア(SUPERIOR)
Level 4・・・イニシエート(INITIATE)
Level 5・・・トランセンド(TRANSCEND)
Level 6・・・エクストラス(EXTRAS)
Level 7・・・アルティマ(ULTIMA)
Level 8・・・マスター(MASTER-ULM)


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